Webサイトを運営している人にとって、自身が運営しているサイトの速度がどれくらいなのか気になるという方も多いのではないでしょうか?
Googleサーチコンソールのスピードレポートの機能を使えば、速度の測定をすることが可能です。ここでは、FCPをはじめとするスピードレポートがどのようなものなのか、サイトの速度が遅い場合どのように改善すればよいのかについて解説をしていきます。
スピードレポートの機能
Googleサーチコンソールでは、Webサイトのスピードの計測が可能です。スピードレポートとよばれる機能を使うことで、サイトの表示速度を測ることができ、今後のサイト運営の改善に役立てることができます。
スピードレポートでの計測方法
Googleサーチコンソールで、拡張と書いてあるメニューを開くと「速度(試験運用版)」という項目が表示されます。これを選択すれば、サイトのページ速度の計測ができます。
測定した結果をみると、FCPやFIDという用語がでてきます。
FCPは、First Contentful Paintを意味し、ユーザーがサイトに訪れてからブラウザに表示されるまでどれだけの時間がかかったかを表します。判定の基準ですが、1秒未満で高速、3秒未満で中速、3秒以上で低速となります。
FIDについては、First Imput Delayの略で、ユーザーがサイトを開いたあとリンクやボタンをクリックするまでの時間を表します。判定の基準は、100ミリ秒未満で高速、300ミリ秒未満で中速、300ミリ秒以上で低速となります。
サイト速度を改善させる方法
サイトの表示速度が遅い場合、いくつかの要因が考えられます。特に事象として多いのが、画像の読み込みが遅いこと、リクエスト数が多いこと、ページの容量が多いことが挙げられます。
簡単に対応できるものを中心にご紹介します。
画像を圧縮する
画像が圧縮できれば、容量が少なくなり結果的に表示速度が速くなります。フォトショップをはじめとする画像編集ができるソフトを活用するなどして、対応しましょう。
キャッシュ活用
具体的には、以前訪れた際のキャッシュを活用して、毎度ページの読み込みをしないという方法になります。キャッシュを一定期間指定しておけば、パソコンの中に表示したことがあるページが保存されます。
何度も同じページに訪れる場合は、表示速度が速くなります。
まとめ
Googleサーチコンソールでは、スピードレポートの運用を開始し、サイトの表示速度の測定ができるようになりました。サイトの表示速度が遅いと、ユーザーの離脱につながるため、Webサイトを運営している方は、意識しておいた方が無難です。是非、スピードレポートを活用して、運営しているWebサイトのページ表示速度の測定を行い、結果が芳しくない場合は改善できるよう動きましょう。